『ジャッキーのおかしブック』が発売されました！
早くも、ジャッキークッキーや、おにいちゃんクッキーに、かわいい！と歓声があがっております。そんなかわいいおかしの数々のレシピを作成してくださったのが、山本ゆりこさん。フランスで10年以上もお菓子づくりや郷土料理を研究され、ご自身の撮影や取材による独自の視点でつづった著書も多数。最近は、拠点を愛知県に移されたという、山本ゆりこさんにお話をお伺いしたいと思います。

――今回のみどころのひとつは、既存のキャラクターたちのクッキーです。ひとつひとつの違いや、色など大変だったと思いますが、上手につくるコツなどありますか？

山本さん　ココアパウダーやトマトペーストなどの色のもととなる素材を入れてから、生地全体に色がいきわたるまで、泡立て器でよく混ぜ合わせることでしょうか。よく混ざってないと、色むらの原因になります。でも、自由にのびのびとキャラクタークッキーを作ってください。

――20以上のレシピが紹介されていますが、特にお気に入りのものや、そのエピソードを教えてください。

山本さん　お気に入りはトッピングカップケーキ。これはちょっと前にロンドンで流行っていて、マーケットで売っていたのですが、見た目はかわいいけど味は甘そうだなあと思っていました。でも、たまたまそこでカップケーキを売っていたのが友人の友人で、１つ味見させてくれたのです。甘さもソフトで、とてもおいしいカップケーキに軽い衝撃を受けました。特にバタークリームがすっと口の中で溶け、ミルキーな口当たりでした。カップケーキを作った彼女にバタークリームの主材料を聞いて再現したのが、今回のトッピングカップケーキです。

――フランスから拠点を愛知県に移されて、料理旅館を改装した「まのや」でユニットToïToïとしても活動されています。近況を教えてください。

山本さん　2009年11月13日～15日、アトリエ・ステラさんと一緒に、神楽坂にあるフラスコでイベントをする予定です。テーマは子供部屋。アトリエ・ステラさんは、子供部屋に飾るのに調度よい、かわいい水彩画を描き、額に入れて販売します。私たちは哺乳瓶入れやオムツ入れなど子供のための布もの等を制作、その他、蚤の市で買い付けてきた子供服や、子供部屋にぴったりのオブジェを販売します。まのやToïToïの初の東京進出に、今からちょっと緊張しています。

――最後に読者にメッセージをお願いします。

山本さん　お菓子作りは、作っている間もいい匂いに包まれ、食べてる間もニコニコ、最後にはお腹の中におさまってしまうので、こんないいところどりの作業はないかなあと思います。ぜひお菓子作りを、お子様とのふれあいのきっかけとして、楽しんでください。

――ありがとうございました。ちなみに、山本ゆりこさんには、来年発売が予定されている『リサとガスパールのクッキングブック（仮）』や『ジャッキーのパンづくり（仮）』でもレシピを監修いただきます。また、WEB連載も今後予定されていますので、どうぞお楽しみに！