春も間近な3月3日。今日は楽しいひなまつり。
『しごとば』も『続・しごとば』も、売れ行きは好調。訪問する当日に決まった重版のご報告も兼ねて、著者である鈴木のりたけさんと一緒に、足取り軽く、絵本ナビさんを訪問してきました。
絵本ナビBlogの中で、約8カ月にわたって連載していた『続・しごとば制作日記』。私自身も、社員でありながら更新を楽しみにしていたひとりです。
のりたけさんが、分身の術を使いながら(?)一心不乱にカメラのシャッターを切る様子や、編集者や装丁家、印刷所とのやりとりなど、リアルな舞台裏がまとめられた4コマ日記。1冊の本を作り上げていく工程には、楽しさだけでない苦労もたくさんあるのだと想像させながら、最後には必ずクスッと笑わせてくれる"オチ"が用意されています。何よりも、のりたけさん自身が「絵本を作るって楽しい!」と心から感じている様子が伝わります。そして、作家と出版社だけでなく、多くのひとたちの"しごと"がつながって、本が完成することがわかるのです。
『続・しごとば』には、「絵本のなかで、できるだけ長い時間遊んでほしいと思った」「(絵本を)見る人が飽きないような工夫をした」、とのりたけさん自身が語るように、これでもか!というほどパロディや仕かけがちりばめられています。ここを見れば、そのおもしろさが分かります!読んで楽しいというところから始まり、さまざまな発見をしていくことで、より具体的なイメージをふくらますことができるのです。
金柿事務局長の娘さんは、将来お花屋さんになりたいという夢を持っていて、ひとりで読むだけでなく、お父さんに「私だったらこんなお花屋さんを作るわ!」とお店の具体的なプランを話してくれるのだそうです。
磯崎編集長の息子さんは、「考古学者」がお気に入りで(しぶい!)、骨の解説をしたり、ページを見ながらクイズを出したりと、『しごとば』を存分に楽しんでくれています。絵本ナビさんの社内でも、直接絵本との関わりが少ない部署の方も、「これは面白い!」と言って、興味深く読んでくれたそうです。
絵本ナビのお2人の、『しごとば』読者としての熱い想いが伝染したのか、のりたけさんもブロンズ勢も次々と新しいアイディアが浮かんできます。『しごとば』のおもしろさを、どういう風に読者のみなさんに知ってもらうか、「絵本ナビ」のサイトでどんな面白いことができるのか......など、打合せは笑いがいっぱいで、大いに盛り上がりました。
「しごとば決起集会」で決まった、たくさんの楽しい企画は、追ってまた皆さんにお知らせいたしますね。金柿さんとがっちり交わした握手に、チームワークの強さを改めて感じました。みなさんも、これからの「チーム・しごとば」の活躍にご期待下さい!
ブロンズ新社では、もっともっと「しごとば」シリーズを堪能してほしい!という願いをこめて、「10倍楽しむ解説書」なるものを制作しました。のりたけさんが散りばめた、たくさんの「おもしろい!」の種を私たちがひろい集め、多くの人たちに伝えたい!という熱い思いで作りました。ぜひご覧くださいね。
コチラ→https://www.bronze.co.jp/for-bookstore/downlord/